角質肥厚の原因はズバリ乾燥!冬に悪化する理由と改善法
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肌が枯れると女は枯れる!?冬が引き起こす角質肥厚の恐怖って??
急に寒くなってきましたよね。秋から冬にかけてのこの時期は「体も心も冬の準備ができてない」なんて戸惑うことも多いもの。寒くなったり急に天気が悪くなったり・・ついつい季節に振り回されてしまいがちです。
そんな時、つい疎かになり易いのがスキンケア。特に冬場は、空気が冷えたり乾燥したりするせいでお肌が「角質肥厚」という状態になり易いんです。
一言で「空気の乾燥&寒さ」が原因とは言っても、解決すべき根っこは、私たちの体のとても深い所にあります。
そんな冬場の角質肥厚。原因&メカニズムから「ぎゅぎゅ〜」っと説明していきましょう。
「化粧品がお肌に染み込まない」「スカスカになったお肌から水分が逃げるのを防ぎたくて細胞が太る」って・・どういうこと??って感じですよね。
まずは、冬場の角質肥厚を起こす原因について、詳しく解説していきます^^
冬になると外の空気が乾燥する、おまけに室内は暖房で乾燥する
冬はとにかく、空気が乾燥する季節です。しかも「乾燥」するのは外の空気だけじゃありませんよね。特に室内は暖房を使えば使うほど、乾燥が進んでしまいます。
空気が乾いた空間にずっと居ることで、お肌はどんどん乾きやすくなってしまうのですね。
冬の冷えは体も冷やす、血行不良は肌の調子も悪くする
寒い日が増えると自然と体も冷えやすく、いつの間にか血行不良になりがちです。おまけに冬は、外出自体も億劫になることが多いので運動不足にもなりやすいです(耳を塞ぎたいっ・・)
そんな血行不良と運動不足が重なると起きるのがズバリ、ターンオーバーの低下。
ターンオーバーの低下は、古い皮膚が肌に残ったままの「ゴワゴワしたくすんだ肌」を導いてしまうのです。
つまり、冬の角質肥厚を制するためには
- 外気&室内の乾燥から肌を守る
- ターンオーバーの低下を防ぐ
この二つが重要、ということになります。
この二つさえきちんと守れていれば、冬でもキレイなお肌を保つことができるのですが、実際はなかなか難しい(汗)
ではそんな時、お肌の内側はどんなことになっていると思いますか?
「角質肥厚ってそもそも何?」角質肥厚を放置すると100%ゾンビ女子になります
この画像はイメージです・・汗
はい。「ゾンビ女子」なんて言い方をすると、ちょっとオーバーに聞こえるかもしれませんが、あながち嘘ではないんです。
あなたの周りにもいないでしょうか・・??血色が悪い上に肌がいっつもガサガサなゾンビ女子。
そんなゾンビ女子は100%、重度の角質肥厚に陥っています。
すなわち、乾燥は角質肥厚を産むということ。
ここではそんなゾンビ女子の元凶、角質肥厚が起きるしくみを、お肌の内側から見ていきましょう!
角質肥厚が起きる細胞メカニズム
まずは、下のお肌の断面図をごらんください。
細胞クン(正式名称は表皮細胞)はこの断面図上の中間部分、基底層という所で生まれます。この細胞クンは「核」を持っています。よーするに生きている状態な訳ですね。
そんな細胞クンが「ターンオーバー」という旅に出る所から物語は始まります。
細胞クンの最大の特徴は、たっぷりのセラミドを持っているということ。
細胞クンは、形・性質・名前を変えて、基底層→有棘層→顆粒層を通り、角質層へたどり着きます。その期間は、20代の女性の場合でおよそ2週間ほど。(※表皮細胞→角質細胞に変わる)
角質層までたどり着くと、細胞クンは死んでしまいます。
細かく言うと、それまで核を持っていた細胞クンが、角質層にたどり着いた瞬間に核がなくなるということなのです。
そして核が無くなるその時に、それまで持っていたセラミドを角質層に大放出します。
セラミドは細胞同士の隙間をぴったり塞いで、潤いを閉じ込めるクッションや盾のような役割。細胞がレンガだとしたらセラミドは、レンガを周りから挟んで固定させるセメントだと考えると解りやすいですね。
そうなんです!お肌もレンガと同じで、セラミドが放出される量が減っちゃうと、細胞の間はスカスカになってしまうのです。するとお肌は内部乾燥(インナードライ)が進み、どんどんと敏感になってしまいます。
それだけではありません。セラミドは「細胞にもともと存在する」という話をここまでしてきましたが、もしもそのセラミドが減り続けたらどうなるでしょう。
セラミドが減ると肌の水分はどんどん蒸発していきますが、実は細胞クンもこのまま何もしない訳ではないのですね。
水分の蒸発を抑えるために細胞クンが放つ最終手段。それこそ角質肥厚なのです。
セラミドがなくなって細胞内に出来た隙間。そのせいで「自分が乾燥してる!」と気づいた細胞クンは、スカスカの隙間を埋めるために、自分を太らせるという選択を取るのです。
自分自身を肥やして、厚くする。
「角質肥厚」・・細胞にとっては、そんな最終奥義だったのです。
お肌がカチカチのゴワゴワになろうと、細胞クンには関係なしか。。
はい。細胞同士の隙間を埋めることが、細胞クンにとっては最重要課題な訳です。
角質が無理やり厚みを増すと、勿論キメも荒くなります。乾燥して厚みがでる分、ゴワゴワのガサガサにもなってしまいます。
これが、角質肥厚が原因で肌がゴワゴワになる理由だったのです。
さらに角質肥厚は、放っておけば置くほどますます悪化します。蓄積されればされる程皮膚は厚みを増すので、化粧水などで水分を補っても内側まで浸透しにくくなります。
勿論、水分だけではなく美容成分だって同じ。せっかく美容成分をお肌に補っても肌に染み込みにくい状態では、得られるはずの効果だって得られなくなります。
角質肥厚が招く悪循環を断ち切るためには・・
一度お肌が角質肥厚に陥ると肌に化粧品が染み込みにくくなる、というお話をここまでしてきました。
ただ、だからと言って何もせずに放置していては、ますます角質肥厚は悪化していきます。最初に触れたように角質肥厚は悪化するとシワやくすみの原因になります。
その秋冬の角質肥厚を食い止めるために必要なことこそ
- 外気&室内の乾燥から肌を守る
- ターンオーバーの低下を防ぐ
この二つ!
ターンオーバーを活性化させるためには、運動などで血行を良くしたり食生活を改善することなどが大切です。
ただどちらの方法も、すぐに結果を出すのは難しいです・・。はっきりとした変化を実感するには最低でも半年は見る必要があります。
そこで当サイトは「自分の肌質を見極めたケアをする」という方法を提案しています。
もしもどんなに評判がいい化粧品を使っても、あなたの肌質&悩みに沿ったアイテムでなければ、全く意味はありません。
例えば、同じ「乾燥」で悩んでいる人でも、インナードライ肌で悩んでいる人と敏感肌で悩んでいる人では、アイテムを選ぶポイントが大きく変わってくるのです。
まずはあなたの肌状態にあった保湿化粧品を選ぶために、こちらのチェック表を活用してみてください^^
あなたのお肌はどれが当てはまりましたか??
「水分不足」と一言で言っても「お肌が弱くて乾燥しやすい」とか「脂分を取り去りすぎて乾燥している」とか原因は人によって違います。だからこそあなたのお肌に合った正しいケアをすることが大切です。
【角質肥厚対策まとめ】すべての肌質を通して言えることだって勿論あります
肌質によってスキンケアアイテムを変えることはとても重要なことですが、どんな肌質でも共通して大切なことも沢山あります。
肌質に限らず「お肌のごわごわやガサガサがどうしても治らない」と悩む(自称)乾燥女子さんには、お肌が乾燥しない様にこまめに保湿をすること、空気が乾燥していないかまめにチェックすることは特にオススメしたい対策です。
室内が乾燥した状態が続くと、どうしてもお肌も乾燥しやすくなりがち。気付かぬ間に湿度が下がっていることも多いので、「温湿度計」を見やすい位置に置いておくことも有効ですよ。
ただどうしても乾いた空間に長くいなければならない時だってありますよね(汗)そんな時に便利なのは、やっぱり保湿化粧品。保湿力の高いアイテムを一つ持っておくだけで、肌への安心感は大きく変わります。
お肌の乾燥対策と室内の乾燥対策を一緒にする事は、冬場の角質肥厚対策には特に大切です。室内を適度な湿度に保つことは肌にも健康にも良いことばかりなので、ぜひ意識してみて下さいね。
湿度を適度に保つことはインフルエンザ対策にも有効なんです!興味ある方はこちら(これってインフルエンザ?症状&すぐできる対策法)も是非ご参考に♪
※この情報は、あくまで個人の感想・解釈によるものです。(2024年1月8日現在)
撲滅‼インナードライ倶楽部の部長、常により良い美容情報を探求してる。いつでも「人に見られている」という意識を忘れず、ナチュラルなキレイさと清潔感を心掛けている。アロマテラピーとスノボが大好き。北海道の中核、札幌の中心部で日々颯爽とOL職をこなす。