皮脂、たるみ、黒ずみ、乾燥・・インナードライの毛穴悩み4選・解消法
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「一年中、皮脂でベタベタしてるケド肌がつっぱる感じもする・・」そんなインナードライ肌の人が、同時に陥りやすい悩みが毛穴の悩みです。
特に、一生のうちで毛穴が一番目立つのはアラサー世代(30代前後)という話もあるほど。しかも「毛穴の悩み」と一言で言っても、実はとても根深く種類もいろいろあるんです。
例えば
毛穴が黒ずんで、まるでイチゴみたい・・
毛穴が腫れて、すぐにニキビになってしまう
ほおの毛穴がたるみやすくて、涙みたいな形になってきた
こんな風に、毛穴の悩みも多種多様。
しかも、毛穴で悩んでいる人のほとんどが、「清潔感がない」「ファンデーションがすぐに浮く」「肌がキレイに見えない」と言った悩みも一緒に抱えています。
今回は、そんなインナードライ肌の人が抱えやすい「毛穴の悩み」と「対策法」について、詳しく解説していきます!
「私の毛穴はどれだろう・・」まずは毛穴悩みの種類から
「毛穴の悩み」と言っても、その症状は人によって違います。症状が違えば対策法も変わってくるので、まずは自分の毛穴の状態を正しく知っておくことが大切です。
インナードライ肌の人が抱えやすい毛穴の悩み、一体どんなものがあるのでしょうか?
毛穴の悩み① 「皮脂が出すぎて毛穴が開いているんですが・・・」
インナードライ肌で一番多い毛穴の悩みが皮脂の出すぎで毛穴が開くという悩み。特に、皮脂のベタつきを取り除くために洗顔をし過ぎて、肌の内部がどんどん乾燥してしまう場合が多いです。
インナードライ肌のからくりは、乾燥を防ぐために肌が「保護用の皮脂」を出してくれている状態なんです。つまりこれ以上肌を乾燥させないために、肌なりに「気遣い」をしてくれてる訳ですね。
つまり皮脂が出ていればいるほど、肌の内側では乾燥が進んでいるし毛穴も広がっているということなんですね。
お肌の内側では、日々こんなまどろっこしいやりとりが続いているのです・・涙
でも、その事実を知らない間は「皮脂が出る=余計なもの」と思ってしまうのも無理はありません。(というか、むしろ自然なことですよね!)
だからベタベタを取り除こうとして、1日に何度も洗顔したりゴシゴシこすってしまったり、気づくと肌の乾燥を促すことばかりしちゃうんです。。涙
インナードライ肌の脂分が多い1番の理由は「乾燥が奥に隠れているから」なのですが、毛穴から過剰に皮脂が出てしまう原因ってそれだけじゃないんです。
他の原因、それは「遺伝」と「ストレス」です。
つまり皮脂が出すぎて毛穴が開いてしまう原因は全部で3つある、ということなんです。
- 【原因その1】遺伝
- 生まれ持った男性ホルモンの量で、もともとの毛穴の大きさは決まっている
- 【原因その2】ストレス
- ストレスで自律神経が乱れることで男性ホルモンの分泌量が増えて毛穴の開きと皮脂過多につながる
- 【原因その3】乾燥
- 肌の乾燥を補うために毛穴から皮脂が過剰に分泌される(インナードライ肌の人が毛穴の開きで悩む一番の原因はコレ!)
このように、色んな原因が絡み合ってお肌のベタつき(皮脂過多)が生まれてしまいます。
この3つの原因それぞれと、きちんと向き合うことが大事なのです。
もちろん対策方法もちゃんとあるので、ここからひとつひとつ詳しく見ていきましょう!
「遺伝でもともと毛穴が大きい・・」そんな人の解決方法
「遺伝」と聞くとどうにもならないような気がしてしまいがちですが、保湿ケアやウォッシングを正しく行うことで、毛穴を目立たなくすることはできます。
あと、先ほどの話でもあったように、ストレスがかかることでも男性ホルモンの量は増えてしまいます。ストレスを軽くすることは、生まれ持った体質を良い方へコントロールするためにも、実はとても大切なのです。
「ストレスで皮脂過多・・」そんな場合の解決方法
ストレス対策&美肌ケアのために一番オススメの、身近な方法は「入浴」です。
お風呂に浸かることは自律神経の安定につながります。しかも血行も良くなって肌のターンオーバーも促されるので、美肌もGETできちゃいます♪
「乾燥が原因で皮脂が出る・・」そんな場合の解決方法
インナードライの状態を改善させられれば、皮脂の過剰分泌も落ち着いてくるので、自然と毛穴も目立たなくなってきます。
大人の皮脂過多の一番多い原因は「お肌の水分不足」なので、まずは潤いをたっぷり補ってあげることが大切です。水分保持機能のある保湿成分(セラミド・NMFなど)が補える化粧水を選んで、お肌をたっぷり潤してあげましょう。
- 水分保持機能って・・??
- 水分保持機能は、お肌が自分で水分を蓄えることができる能力です。お肌にもともと存在する「セラミド」や「天然保湿因子(NMF)」が持っている能力なのですが、年齢を重ねるごとにどんどん減少してしまいます。水分保持機能がしっかり働いてくれればくれるほど、肌の水分は逃げにくく、ハリや潤いを保つことができるのです。
皮脂の過剰分泌が気になる人は、お肌の保湿ケアを心がけることや、ストレス対策をすることが大切。仕事が忙しければ忙しいほど肌の調子が悪くなったり、化粧崩れが起きやすくなるのも、なんだか納得ですね・・汗
毛穴の悩み② 「毛穴にびっしり、黒ずみが詰まっているんです・・」
インナードライ肌は過剰に皮脂が分泌されるので、そのまま皮脂が毛穴に詰まると、黒ずみが目立ちやすくなります。
しかも汚れが毛穴に詰まると汚れが邪魔で化粧品が肌に染み込みにくくなり、せっかくの美容成分も細胞には届かずじまいとなることも多いです。すると肌はますます乾燥しやすく、トラブルも起きやすい状態になってしまいます。
しかも、汚れで毛穴が詰まりふさがれた状態になると、毛穴に皮脂がどんどん溜まってしまいます。するとこの図のように、もともと肌にいるアクネ菌が毛穴の中で急増!・・これがニキビの元凶です(T-T)
しかも、毛穴詰まりを引き起こすものって皮脂だけじゃないんです。ではでは・・他には一体、どんなものがあると思いますか??
毛穴に詰まる黒ずみの正体
- 【黒ずみの正体①】毛穴に詰まる「汚れ」
- 過剰に分泌された皮脂やメイクの洗い残しや、空気中のほこりが毛穴に詰まった「汚れ」など。酸化すると黒ずんだ色に変色する
- 【黒ずみの正体②】毛穴に詰まる「角栓」
- 肌のターンオーバーが低下して古い角質が肌に残り、毛穴に居座り詰まった「角栓」(※角栓はたんぱく質がほとんどなので、皮脂はごくわずかしか含まれていません)
このように、「皮脂や汚れ」が詰まって黒ずみになる場合と、「古い角質」が毛穴に詰まって黒ずみになる場合があるのです。
毛穴の黒ずみで悩んでいる人の解決方法
毛穴の黒ずみは、インナードライ肌の人が抱え込みやすい肌悩みですが、解決の方法もちゃんとあります。
「汚れ」が原因の黒ずみを解消する方法
毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れは、刺激の少ないクレンジング&洗顔で優しく取り除くと、肌の潤いを残しつつ汚れだけ落としてくれます。
あと、皮脂が出過ぎる原因は「乾燥」なので、まめな保湿ケアで肌の潤いを維持することも大切です。
「角栓」が原因の黒ずみを解消する方法
角栓の正体は、古くなって役目を終えた角質です。古くなった角質は、本来なら肌の新陳代謝の流れの中で、自然に取り除かれていくものですが、その新陳代謝(ターンオーバー)が滞ると肌にそのまま残り続け、角栓となって毛穴を詰まらせてしまうのです。
また古くなった角質は、重なるとうすい灰色に見えるので、古い角質が残っていればいるほど肌自体がくすんで見えてしまいます。(俗に言う「角質肥厚」の状態です)
古い角質が肌に残ってしまう直接の原因はターンオーバーの乱れなので、何よりもまずターンオーバーを整えることが大切です。ターンオーバーの乱れは、生活習慣の乱れやストレスが原因となることも多いので、ライフスタイルを整えることも重要です。
ストレス解決法でも取り上げたように入浴は、ストレス対策だけではなく、体の冷え改善や新陳代謝を活性させる作用もあるので、美肌&健康のためにも良いことづくし。
また角栓の正体は「タンパク質」なので、皮脂汚れ用に作られた一般的なクレンジングだと落ちにくいものが多いです。
タンパク質を取り除くには、古くなった角質を取り去る作用のある「酵素洗顔料」や「ピーリング」の活用がオススメです。特にフルーツ酸など、肌にも優しいAHAを配合したピーリング剤は刺激も少なく使いやすいです(個人的にはノブACアクティブの洗顔フォームがおすすめ!「ノブACアクティブの洗顔フォームが好きすぎて買った話」もぜひご参考に^^)
インナードライ肌で一番多い間違ったケアは、毛穴に詰まった汚れや角栓を取り除くために、刺激の強い洗顔やクレンジングを繰り返すことです。洗顔で傷つき乾燥した肌は、バリア機能を守ろうとより多くの皮脂を出し、さらに汚れやすい状態を作ってしまうのです。
- お肌に刺激を与えない「洗顔&クレンジング」
- ターンオーバーの安定化
- 保湿ケア
この3つの対策方法で、毛穴の黒ずみを解消しましょう!
毛穴の悩み③ 「ちょっと意外ですが・・・乾燥しすぎて毛穴が目立つんです」
皮脂や角栓が詰まっていなくても、毛穴の黒ずみが目立って見えることがあります。
毛穴が乾燥して肌が硬くなると、毛穴の回りが凹んで影ができてしまい、その影が黒ずみのように見えてしまうんです。
乾燥が原因で毛穴が硬くなり、目立ってしまった時の解決方法
乾燥が原因で肌が硬くなった状態なので、肌の柔軟さを取り戻すためにたっぷりと保湿をすることが大切です。たとえ洗顔でキレイに肌の汚れを落としたとしても、乾燥して皮膚に柔らかさがない状態では、毛穴は硬く開いたまま・・になってしまうのです。
特にインナードライ肌は、表面はうるおっているように見えますが、内側では水分が不足しているため毛穴が開いたままになり易く、余計に目立つことが多いです。
先にもお伝えした通り、角質が厚く硬くなった状態で美容成分を塗布しても、肌にはなかなか浸透しません。なのでピーリングで一度古い角質を取り除いてしまえば、美容成分も浸透しやすくなるのでくすみの緩和も期待できます^^
毛穴の悩み④ 「30代になったら、急に毛穴がたるみ始めました・・」
30代〜40代になると急に気になり始めるのが、オレンジのようにタテに伸びた「たるみ毛穴」です。
加齢や紫外線の影響で肌内部のコラーゲンが減少し、お肌のハリがなくなってくると、毛穴までもが弾力を失い、重力に逆らうことができずに「たるみ毛穴」になってしまうのです。
たるみ毛穴を解消する方法
たるみ毛穴は老化のサインとも言われています。本格的な症状(シミ・しわ)が出始める前に、1日も早く紫外線対策など、肌のコラーゲンを取り戻すエイジングケアをすることがオススメです。(具体的な方法はコチラ「※衝撃※しわの原因は乾燥&紫外線だった!シワを防いで老化対策」の記事も参考にしてみて下さい)
お肌の老化は、乾燥のせいで肌内部が栄養不足になることでも引き起こされます。特に肌の内側から乾燥しているインナードライ肌は、肌が慢性的に水分&栄養不足であることが多いです。
毛穴が横やタテに伸びてきたり、シワのように毛穴同士がつながって筋のようになってきてたら要注意!保湿成分をしっかり補って毛穴のたるみを防ぎましょう。
【まとめ】インナードライ肌_毛穴が目立つ原因と対策方法
一言で「毛穴」と言っても色んな悩みがありましたね。
- 皮脂の出すぎで毛穴が広がる
- 汚れや角栓が詰まって毛穴が黒ずむ
- 毛穴が乾燥して硬くなることで黒ずんで見える
- 毛穴自体がたるんでくる(30代を過ぎると要注意)
インナードライ肌はすでに肌内部が乾燥に傾き、皮脂が大量に分泌されている状態なので、毛穴の悩みも深刻なことが多いです。
皮脂が出すぎる元々の原因が乾燥にあるので、何よりも保湿対策が急務です。
インナードライが原因の毛穴の開きや黒ずみにとって必要なことは、
- 肌に負担をかけずに汚れを落とすこと
- 保湿力の高い基礎化粧品で、きちんと肌をうるおしてあげること
この二つです。
そしてそれ以外にも、
- 自律神経の乱れを整える(ストレス対策)
- 肌のターンオーバーを整える(生活習慣の見直し)
- 紫外線対策をする(肌の老化予防)
なども大切です。
一年中降り注ぐ紫外線には念入りな対策を、そしてめんどくさがらず時にはゆっくり湯船に浸かり自律神経を整えて、細胞をリラックスさせてあげましょう。
お肌の活性化作用と肌のターンオーバーを整える作用も期待できちゃいますよ^^
共通点が多く、切っても切れないインナードライと毛穴の関係ですが、解決方法もちゃんとあります。ひとつひとつの肌悩みを解消させて、5年後10年後に今よりもっとキレイな肌になりますように。
※あくまで個人の解釈・意見を元に書かれた記事です。
撲滅‼インナードライ倶楽部の部長、常により良い美容情報を探求してる。いつでも「人に見られている」という意識を忘れず、ナチュラルなキレイさと清潔感を心掛けている。アロマテラピーとスノボが大好き。北海道の中核、札幌の中心部で日々颯爽とOL職をこなす。
夏だけじゃなくて、年中毛穴の開きが気になる