紫外線の恐怖と対策法。日焼け止めのことならおまかせ!
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それにして今年の夏は酷い。そう思っている方、きっと多いはずです。毎日毎日酷い暑さが続き過ぎているので、本気で身の危険を感じるレベルじゃないかと思います。通り過ぎる人もぐったりしてる人が多いので心配になります。
こんなに酷い暑さだと、暑さ対策に気を取られてしまいがちですが、でも同じくらいきちんと対策しておきたいのが「紫外線ケア」です。
「暑い」ということは、それだけ降り注ぐ紫外線の量も多いということ・・暑さに気を取られ過ぎていると、涼しくなって「ふぅ〜」と一息ついた頃には「肌がボロボロ・・」ってことにもなりかねません。
試しに自分の体で、紫外線を浴びやすい部位と浴びにくい部位で触り比べをしてみて下さい。例えば顔や手の甲・腕の外側ってお肌が固くなったり黒くなったりしていますよね。でも、おしりや二の腕の裏側・胸などは、他の部分と比べて白かったり柔らかいと思いませんか?
実はこの「顔・手の甲・腕の外側」と「胸・おしり・二の腕の裏」の違いって、日常生活で紫外線に晒されているかいないかだけの違いなんです。
ちなみに、面白いことに60代の女性と30代の女性の「お尻」の肌年齢ってそんなに変わらないっていうケースもあるのだとか。
こんな風に、紫外線に晒されていればいるほどお肌は老化するってことは、既に自分のお肌が証明しているんです。
紫外線を浴びると体内でメラニン色素が作られてシミやしわになる上に、皮膚がんになる可能性さえも。考えただけでも怖いですよね。。
だからこそ「なんで紫外線がお肌に悪いのか」「どう対策すれば肌に良いのか」を知って、美肌への不安を解消しましょう。
悪さをする紫外線は「UV−A」と「UV−B」の2種類
紫外線は、波長によって種類が分けられています。
短いものから順に
- 「UV−C」
- オゾン層を抜けられない。ほぼ影響なし
- 「UV−B」
- オゾン層や雲に遮られるけどしっかりお肌に届く
- 「UV−A」
- 家や車の窓ガラスも突き抜けてお肌に届く
このように3種類に分けられます。
その中でもお肌に悪さをする紫外線は「UV−A」と「UV−B」の2種類なのですが、それぞれ肌に与える異なる影響があるんですね。
「UV−A」と「UV−B」それぞれが持つ、肌に与える「異なる影響」とは?
- 「UV−A」がお肌に与える影響
- 「UV−A」は紫外線の9割を占めています。エネルギーは弱いものの肌の奥深くの真皮まで到達するので肌をじわじわ蝕み、お肌のコラーゲンを破壊してハリや弾力を奪います。
- 「UV−B」がお肌に与える影響
- 「UV−B」は紫外線の残り1割。お肌の表面でメラニン色素を作りシミの原因になります。元々のエネルギーが強いので、夏の強力な紫外線には特に注意が必要です。
そして、それぞれの紫外線が持つ「肌に与える影響」を一覧にすると、下の図のようになります。
UV−A | UV−B | |
---|---|---|
しみ・そばかす | ◯ | ◎ |
シワ | ◎ | ◎ |
カサつき | ◯ | ◎ |
炎症 | ◯ | ◎ |
すぐに黒くなる | ◎ | × |
後から黒くなる | ◎ | ◎ |
- ◎・・・すごく影響を受ける
- ◯・・・それなりに影響を受ける
- ×・・・関係なし
このように、紫外線にもそれぞれ特徴があるんですね。
【閲覧注意】本当にあった怖いハナシ・・・
今、「UV-Aは窓ガラスを通過する」という話をしましたが、正直あんまり実感ってわかないですよね。
そこで窓ガラスを通過してお肌に蓄積される紫外線にどれほどの威力があるのか、一目でわかる事例を発見したので、合わせてご紹介しようと思います!
2012年のイギリスの論文によると、28年間トラック運転手を続けてきた男性の顔、左半分だけが日光を浴びすぎたせいで老化してしまったというのです。
こちらがその実際の写真ですが、28年間窓から紫外線を浴び続けたことが原因で、皮膚日射病になっており、この写真のように皮膚が大きく凸凹してしまったとか・・。
このままでは皮膚ガンになる可能性もあるので、専門医たちはこの方に、皮膚ガンの定期検診や日焼け止めを使うことを強く勧めているそうです。。
長い説明よりも、よっぽど説得力のある写真だ。。
この男性の場合、窓ガラス越しに日光を浴び続けていたので、紫外線A波(UV−A)の影響をより強く受けていたと考えられます。
UV-Aはシワの原因・・「室内や車内では安心」という考えは危険。もう認めるしかありませんよね(汗)
紫外線が引き起こすお肌のトラブルはこんなに沢山!
- しみ・そばかす・色素沈着
- 肌内部から水分を奪い、乾燥させる
- 真皮構造を変性させてシワ・たるみの原因に
- 活性酸素を発生させて肌老化を促進
- 遺伝子を傷つけ、最終的には皮膚ガンの原因に・・・
紫外線がお肌に与える影響はここまで甚大。専門家も「お肌の老化の8割は紫外線が原因」と言い切るほど!
ではでは、ここからはそんな紫外線に立ち向かう方法を詳しくお伝えしていきます!
【絶対焼かないために】日焼け止めをとことん極めよう!
先ほどお伝えしたように、肌に悪事を働く紫外線は「UV−A」「UV−B」の2種類。特徴は違っても、お肌のためにはどちらも防ぐべき悪役と言えます。
そしてUV−AもUV−Bもどちらも防ぐ方法として一番代表的なアイテムが日焼け止めです。なんとなくつけている人も多いのですが、正しく知って正しく使うことで、今以上に美肌に磨きをかけることが可能なのです^^
そもそも、日焼け止めに書かれている「UV−A」「UV−B」とは何??
日焼け止めには、SPF30やPA+++など、紫外線を防ぐ数値が書かれているのをよく見かけますよね。
UV−Aを防ぐ数値がPA。UV−Bを防ぐ数値はSPF。どちらも「高ければ高いほど良い」という印象を持ちがちですがあながちそうとも言い切れないんです。
PAって何?
UV−Aを防ぐ度合いを表します。日焼け止めを塗らなかった時と比べて、+は2〜4倍、++は4〜8倍、+++は8〜16倍、++++は16倍以上UV−Aを防ぐことができます。
SPFって何?
UV−Bを防ぐ度合いを数字にしたものです。例えばSPF30の場合、紫外線を浴びて赤みが出るまで20分かかる人がいたとします。その人の肌にSPF30の日焼け止めを塗った場合、赤みが出るのを30倍遅くできますよという意味になります。つまり20分×30=600分なので10時間UV−Bを防げる訳ですね。
自分の肌質・目的に合わせて日焼け止めを使い分ける!
SPFもPAも、数値が上がれば上がるほど紫外線のブロック力は上がりますが、その分お肌への負担も増してしまいます。
例えば、さほど紫外線を浴びない時まで負担の強い日焼け止めを使っていると、紫外線はカットできても肌に負担が掛かってしまうのです。
だからこその表のように、状況に合わせて日焼け止めを選ぶことが大切になります。
SPF | PA | 用途 |
---|---|---|
SPF15〜20 | PA+ | 日常生活 |
SPF20〜30 | PA++ | 軽いレジャーやスポーツ |
SPF30〜50 | PA+++ | 海や山での長時間のスポーツ |
SPF50+ | PA++++ | さらなる効果を求める人向け |
日常生活では、SPF15〜20・PA+が、紫外線も防いでお肌への負担も最小限で食い止められるので、一番おすすめです^^
日焼け止めの正しい塗り方
日焼け止めの効果がわかっても、使い方が間違っていれば折角の効果も半減してしまいます。
日焼け止めを使う時、大切なのはムラをなくすことです。ムラがあると見た目にもきれいではないし、きちんと塗りきれていない部分は紫外線の害を受けかねません。
そんな日焼け止めですが、ムラなくきれいに塗るコツは、5点おきをすること!おでこ・鼻・顎・頰にちょんちょんと乗せて顔の中心から外側に向かって丁寧に塗っていきます。
次に、使用量をきちんと守ることも大切です。日焼け止めに書かれているSPFやPAは、あくまで使用量をきちんと守った時の数値です。
ただ、実際は一度に使うべき量が多すぎてお肌に乗り切らないことも多いですよね。。そもそも、日焼け止めを厚塗りしすぎてお化粧が崩れてしまっては元もこうもありません。
そんな時に使える技こそ「ファンデーションの併用」です!
ファンデーションとの合わせ技がベスト!
ファンデーションはUVカット機能が付いているものが多いので、日焼け止めだけでカバーしきれなかった紫外線は、ファンデーションとの重ねづけで攻略してしまいましょう!
パウダーファンデーションは粉の成分が紫外線を跳ね返してくれるので、高い日焼け予防効果を得られるんです。
特に日差しがあまり強くない日や、外出が2時間以下の時は、ファンデーションだけでも十分なくらいです。ただ汗で落ちやすいので、こまめに塗りなおすことも大切。
リキッドタイプのファンデーションもUV効果を得られますが、粉の密度が低いのでパウダータイプほどの効果はありません。
ちなみに、お肌の調子が良くない日は、手軽に付けられる粉タイプのルースパウダーも低刺激なのでおすすめですよ^^
【生理前は紫外線対策を念入りに!】
生理前は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が多くなります。プロゲステロンは紫外線お影響を受けやすいという特徴があるので、他の時期と比べて紫外線に弱くなってしまいます。妊娠中やピルを服用している時も同じ状態なため、気をつけましょうねっ。
敏感肌の人が日焼け止めを使うなら
お肌が弱い人や日焼け止めの負担が気になる人におすすめの日焼け止めは「ノンケミカル」と呼ばれるタイプです。
ノンケミカルタイプは、紫外線散乱剤を使って作られています。
日焼け止めは紫外線散乱剤と紫外線吸収剤を使って作られているのですが、一般的に紫外線散乱剤の方がお肌に優しいと言われています。
紫外線吸収剤は日焼け止め効果が強いものが多い代わりにお肌への負担が強いものが多いので、敏感肌の方は購入時にチェックしてみてくださいね!
お肌に優しい日焼け止めでオススメはこちら
日焼けを防ぐための総まとめ
今回は日焼け止めの使い方を中心に、日焼けを防ぐ方法をご紹介してまいりました!
日焼け止めを上手に使うには・・
- 日焼け止めを使うなら「5点おき」。肌に均一になじませる
- 自分の肌質や使用目的に合わせた日焼け止めをチョイスする
- ファンデーションを併用して、しっかり対策&負担軽減!
この3つが大切です!
また先ほども触れたように紫外線は、肌の水分をみるみる奪い乾燥させて、シワを作ってしまいます。なので、肌が紫外線に当たらないよう気をつけることは勿論、紫外線から水分を奪われないように、こまめに肌に水分を補ってあげることが大切です。
特に、加齢と共に紫外線に対する抵抗力はどんどん下がっていくので、年齢に合わせてしっかりと紫外線対策や保湿対策を行いましょう。
早め早めの紫外線ケアで、10年後も20年後もきれいで若々しく過ごしていきましょうね^^
※この情報は、あくまで個人の感想・解釈によるものです。
撲滅‼インナードライ倶楽部の部長、常により良い美容情報を探求してる。いつでも「人に見られている」という意識を忘れず、ナチュラルなキレイさと清潔感を心掛けている。アロマテラピーとスノボが大好き。北海道の中核、札幌の中心部で日々颯爽とOL職をこなす。