冬季うつ?寒さが引き起こす体調不良の正体は「冬バテ」に

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突然ですが、あなたは冬が好きですか??
私個人の話をすると、私はもともと冬が苦手でした。なんとなく気持ちが落ち込んだり、体調不良になりやすかったのが原因だと思います。だから毎年「また冬が来ちゃったな・・」というのが本音。
ただ、そんな風に冬が苦手な人って意外と多いようで。。
あなたは冬が好きですか?冬になると体調不良になること、ありませんか?
- 冬場に起こる体調不良の一例
- 全身(肩・背中・首・腰など)のコリ、心が沈みがち、何故かやる気が出ない、いつも疲れが溜まっている、胃腸が弱ってる、便秘気味、夜中に何度も目が覚める、寝つきが悪い、イライラする、不安感でいっぱいになる、情緒不安定
もしもこんな症状が気になっているようなら、今あなたは「冬バテ」の状態になっているかもしれません。さらに放っておくと、症状が悪化して「冬季うつ病」を患ってしまう可能性もあります。
冬バテや冬季うつ病は「冬だけだから」と放置しておくと、春になっても症状を引きずることも多いです。
今回はそんな「冬バテ」と「冬季うつ病」を特集!原因や対策方法を知って、穏やかな冬を過ごしてみませんか。

あの「辛さ」が起きた理由。冬バテの原因は身近な所に
冬になると体調が悪くなる理由は、大きく分けて2つ。その一つが寒さで体がこわばることにあります。
でも、「なんで体がこわばると体調が悪くなるの??」って思いますよね。
そこでちょっと想像してみてください。寒い寒い冬の朝に外出する時、肩に「ぎゅ〜〜」っと力が入りませんか?肩以外の場所でも、体全体に余計な力が入ると思います。
特に女性の場合は「冷え性」で悩んでいる方が多い分、眠る時でも体が温まらず、筋肉がこわばったままなことが多いのです。手先や足先が冷たいままだと、なんとなく寝つきが悪かったり、布団の中でも体に余計な力が入ってしまいますよね。
要するにそれは、疲れて休息を取っても体や心はまったく休まってない状態に他なりません。
その時、体の内部はどうなっていると思いますか??
結論から言うと、自律神経が乱れた状態です。

「自律神経が乱れた状態」ってなんでしょう。次で詳しく紐解いていきます^^
①自律神経=体を快適にキープする超高性能「全自動マシン」のようなもの
「自律神経」ってよく耳にするけど、ちょっと難しい印象がありますよね。
自律神経は簡単に言うと、動きたい時は元気に動けるように、休みたい時はぐっすり休めるようにと体をサポートしてくれる、あなたの強い味方です。
一見、当り前に感じるかもしれませんが、自律神経がきちんと働かないと、動きたくても元気に動けない、眠りたいけど眠れない、そんな状態になりかねません。
自律神経が正しく働いてくれることは、体にとってすっごく重要なことなのです。
自律神経には2種類ある
- 1.交感神経(行動・活動)
- 動いている時、緊張を感じている時にはたらく神経
- 2.副交感神経(安定・回復)
- 休んでいる時、リラックスしている時にはたらく神経
本来なら、交感神経が活発になるのは日中や活動中、副交感神経が活発になるのは寝る時や休息中です。そのしくみのおかげで、体は活動中と休息中でそれぞれの状況にきちんと対応が出来るのです。
朝すっきり目が覚めたり、昼間元気に動き回ったり、夜ぐっすり眠りにつけたり。自分の意思でコントロールができない部分を、自律神経がしっかりとサポートしてくれている訳ですね。

しかし、そのバランスが崩れると「自律神経が乱れている」状態に陥ります。
すると、、、
- 日中ばっちり動きまわりたいのに・・・
- だるい、やる気が出ない、疲労感
- 夜はぐっすり休みたいのに・・・
- 眠れない、夜中でも目が覚める、落ち着かない
こんな症状に悩まされやすくなります。
さっきお伝えしたように、日中は「動きたくても元気に動けない」、夜は「眠りたいけど眠れない」という体になってしまう訳です。
ようするに、体が自分の意思とはまったく違う、チグハグ状態に陥ってしまうのですね。
そんな日が続くと、生活リズムも乱れやすくなり、体のあちこちに異変が起こり始めます。
例えば・・
頭痛・イライラ・めまい・肩や腰の凝り・食欲低下・耳鳴り・動悸 などなど・・。
冬になると「イマイチ体調が良くない」という原因の一つは「自律神経の乱れ」。冷えは大敵ですね!

②日光が当たらないと、人は不健康になってしまう
冬になると体調が悪化し「冬バテ状態」におちいる理由、一つ目は「自律神経の乱れ」でしたが、2つ目の理由はなんだと思いますか??
正解は、冬独特の日当たりの悪さです。
冬は、夏と比べて日照時間が短いですよね。実はその日照時間の短さこそ、体調不良を招く大きな原因だったのです。
というのも日光を浴びると、人の脳内では「セロトニン」という物質が作られます。

でも冬になって日照時間が短くなると、セロトニンの量は激減してしまうのです。すると脳内はセロトニン不足の状態に陥ります。
人の体は、セロトニンが不足すると「うつ病」の症状が出やすくなります。
冬になると「うつ」っぽくなる症状は「冬季うつ病」と呼ばれ、日当たりが悪い地域ほど発症率が高いと言われています。
うつっぽい症状だからといって、冬季うつ病と言えるほど症状が進んでいない場合は体調不良(冬バテ)の範囲内。でも、症状が進み「冬季うつ病」の状態が続く場合は、医療機関の受診も検討して良いかもしれません。
ちなみに「冬バテ」と比べて、冬季うつ病は気持ちへの影響が大きいのが特徴です。とは言ってもメカニズムはどちらも一緒。「自律神経の乱れ」と「セロトニン不足」が重なって起きるのが冬バテです。そして冬バテがさらに悪化した状態を「冬季うつ病」と呼ぶのです。

フィンランドやアラスカのように、冬になると極端に日照時間が短くなる地域では、冬場に冬季うつ病を患う人が人口の10%を越すほど多くなります。その分福祉大国フィンランドでは、うつ病のケアをしやすい環境づくりも進んでいます。医療機関の受診がとってもポピュラーなのも特徴です。
ちなみに「冬バテ」と違って、「冬季うつ病」の場合は、
- 睡眠時間が増える & 朝起きれない
- 一日中ゴロゴロしてしまう
- 自分が嫌になったり、悲しくて涙が出る
- とにかくイライラしてしまう
- 食欲が増して体重が増える
- 甘いものや炭水化物が無性に食べたくなる
- 人付き合いがおっくうになる
これらの症状が、複数出ることが多いです。

体のだるさや眠気、なんとなくの体調不良は「冬バテ」ですが、さらに悪化して悲しい気持ちになる・食欲が極端に増える・気づくと眠ってばかりいる、こんな状態が続いていたら「冬季うつ病」になっている可能性があります。

【冬バテ対策】冬に起こる体調不良はこうやって改善しよう
ただでさえ、元気が出なくて色んなことに億劫になるのが冬バテや冬季うつ病の特徴です。改善するにしても、思い切った対策をする元気があるなら、そもそも「冬バテ」になんてなってないんです。
なのでここでは、元気がない状態でも取り入れやすい対策方法を中心にご紹介していきます。
カンタンにできる!自立神経を整える方法
まずは自律神経を整える方法をご紹介していきましょう!
体を急に冷やさないようにする
近場への外出は「ちょっとだから」と油断して、薄着で出かけがちですよね。でも薄着のまま出掛けると筋肉が急に冷えてビックリする分、余計に「冬バテ」になりやすいのです。遠出はもちろん、コンビニや近くのスーパーに行く時でもしっかりと防寒具を身につけましょうね。
もちろん、家の中での防寒も肝心!湯たんぽ・着る毛布・レッグウォーマー・暖パンにルームシューズ・・今では様々なあったか商品が売り出されています。デザイン性が高いものも増えているので、自分好みなものをチョイスできる嬉しさがありますよね。
楽しみながら、あったかグッズを選ぶと、気持ちもほんわか明るくなります^^

お風呂に浸かってじっくり温まる
38〜40度くらいのぬるめのお風呂にゆっくり浸かって体が温まると、こわばっていた筋肉もリラックスして優しくほぐれます。副交感神経が活動的になるので、自律神経も整いますね^^しかも睡眠まで促すから、まさに一挙両得。

これに、好きな香りや効能のある入浴剤も加えたら、さらなる相乗効果も!
穏やかな時間を過ごせるお風呂は本当にオススメ。時間がなくてシャワーで済ませがちな人も、時々でいいのでお風呂に浸かってみてくださいね^^

【高温のお風呂は効果が変わる】用途によって使い分けを
40度程度のお風呂はリラックス度MAXなのですが、これが42度を過ぎると交感神経が働き、体が興奮しやすくなります。温泉が好きな方ならイメージしやすいと思うのですが、42度の湯は、温泉の中でもなかなかの「高温風呂」。朝など「これから1日を頑張るぞ」という時、短い時間で「スカッ」とできる高温風呂は特にピッタリです。
リラックスをしたい時は「ぬるま湯」、頑張りたい時は「高温風呂」、使い分けると効果絶大です◎
他にも、深呼吸や軽いストレッチなども効果的な方法です^^
カンタンにできる!セロトニン不足を解消する方法
次に、セロトニン不足を解消する方法をご紹介していきます。
日の光にあたる
日照不足が原因でセロトニンが不足している状態なので、できる限り日の光を取り入れた生活を心がけるのが効果的です。天気が悪い日でも毎日カーテンを開けたり、朝日を少しでも浴びれるように寝る前にカーテンを開けておく、というのも一つの方法です。
暗い場所よりも明るい場所にいることを心がけるだけで、セロトニンの分泌量は大きく変わり、不安感やうつ症状の緩和が期待できます^^
セロトニンの分泌を助ける食材を食べる
セロトニンは「トリプトファン」というアミノ酸の仲間から作られます。トリプトファンは、肉・魚・大豆などに多く含まれます。そしてトリプトファンを体内に吸収するには、吸収を促す「ビタミンB6」が必要。ニンニク・マグロ・レバー・酒粕などに、特に多く含まれています。

でも、この二つの栄養を同時に取り入れるのってなかなか難しいですよね。そこでオススメなのが「バナナ」!バナナにはトリプトファンもビタミンB6もたっぷり含まれているんです。しかもトリプトファンの吸収を助ける炭水化物も入っているので、まさに理にかなった食べ物なのですね。
冬季うつ病になると、甘いものや炭水化物が食べたくなるのも、体の欲求の一部と考えたら、なんだか納得ですね。
かいつまんだ説明をすると、
- 暖かい格好をする
- 日光に当たる
- お風呂に入る
- バナナを食べる
この4つが、特にオススメの対策法。ぜひ試してみてくださいね!・・・全部じゃなくても構わないので(汗)

「冬になると体調不良になる」ということをまとめると
動物なら、冬はもともと冬眠をする季節。人間の体にとっても、春に向けて元気を温存する季節です。でも自律神経が乱れることで「休みたい時に休めない」「元気が欲しい時に元気が出ない」という悩みが起きてしまいます。冬の間に不調が続くと、蓄えるはずの力が蓄えられないまま、春を迎えてしまう場合も多くあります。
動物とは違って、人間には休みたくても休めない時も多くあります。特に冬場は、年末年始の慌ただしさやインフルエンザの流行などで気苦労が増すことも多いですよね。元気を蓄えるどころか、疲ればかりのしかかる時も多くあります。

イメージ図
そんな時こそ、「暖かい格好をする」「ゆっくりお風呂に入る」。こうやって自分自身を休ませてあげましょう。ゆっくり眠って、朝に太陽の光を浴びたら、きっと気持ちもスッキリ。
こうやって、いつもよりも元気に冬を過ごすことができたら、今よりもっと冬が好きになるかも。
冬の間にしっかり元気を蓄えたら、元気いっぱい春を向かえられるハズですよ(^-^)
※この情報は、あくまで個人の感想・解釈によるものです。

どこまでもどこまでも正直にずんずん進みます!顔出してないし好き勝手いえる幸せを堪能することにしましたよ笑( -᷄ ω -᷅ )
あなたが、好きかもしれないお話。